このページの監修医師
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難治性EDとは、シルデナフィルやシアリスといったED薬を使っても、EDの定義である「満足のいく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できないこと」を解消できない症状のことを指します。
自分が本当に難治性EDなのか?ED内服薬の服用方法が適切でなかったのか?など、ED内服薬に関する悩みについては「ED薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)が効かない…原因と対策」の記事をご覧ください。
ED薬を使ってもED症状を改善できない場合、
のいずれかが第2選択肢になります。
陰茎海綿体自己注射とは、陰茎海綿体にプロスタグランジンE1という勃起を促す薬剤を注射し、勃起させる方法です。欧米では普及している方法で、海外の報告では有効率82%(Otto ILら)です。
ただし、日本では未だ保険適応ではないため、自己責任で行う治療(自己診療)となります。
保険適応に向けて現在、日本性機能学会ICI認可推進委員会が中心となり各施設での自主研究を進め、厚生労働省に働きかけています。最近、労災認定の検査項目として正式に認められましたが、薬剤の勃起障害への適応拡大は認められていません。
陰茎海綿体自己注射でも効果がなかった、もしくは何らかの事情で注射が難しい場合には、「陰茎プロステーシス手術」があります。
陰茎プロステーシス手術は、EDの最後の治療法となるため、陰圧式勃起補助具や陰茎海綿体注射を試したいと言っても、後戻りはできません。良く考えてから行う必要があります。
シンプルな曲げ伸ばし式(ノンインフレータブルタイプ)のプロステーシス(インプラント)を陰茎海綿体内に移植する手術です。これまでの臨床データから、合併症になるリスクが低い安全な手術であること、普段の違和感も少ないことが立証されています。
移植後は勃起させたいタイミングにて位置を移動していただくことで、性交に十分な硬さを維持することが可能となります。
男性不妊について少しでも不安なことがあれば、まずはご相談ください。
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永尾 光一 先生
東邦大学 医学部教授(泌尿器科学講座)
東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター
東邦大学医療センター大森病院 尿路再建(泌尿器科・形成外科)センター長
昭和大学にて形成外科学を8年間専攻。その後、東邦大学で泌尿器科学を専攻し、形成外科・泌尿器科両方の診療科部長を経験する(2つの基本領域専門医を取得)。得意分野はマイクロサージャリーをはじめとする生殖医学領域の形成外科的手術。泌尿器科医の枠を超えた細やかな手術手技と丁寧な診察で、様々な悩みを抱える患者さんから高い信頼と評価を得ている。
所属医療機関
ED治療のスタンダードは薬物療法(バイアグラ、レビトラ、シアリスなど)ですが、前立腺がん手術後のEDでは、これら薬物療法が無効な場合があります。 ここでは、前立腺がん手術後のEDに対して有効な、陰茎注射(陰…
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続きを読む「EDを改善したいけれど、薬や注射、手術には抵抗がある」 「現在服用している薬の関係で、ED治療薬が飲めない」 このようにEDの治療法で悩んでいる方は、陰圧式勃起補助具 Vigor(ビガー)2020による治療を検討して…
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