高額医療費制度について - 銀座リプロ外科
COLUMN

高額医療費制度について

高額療養費制度とは、保険適用の治療に対して、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
当院で、リンパ管細静脈吻合術(LVA)をお受けになる患者様は、予め申請し、「限度額適用認定証」および「健康保険証」をご持参ください。

マンガでわかる リンパ浮腫

リンパ浮腫について、動画でわかりやすく解説しています。

 

 

高額医療費制度とは?

高額医療費制度

高額医療費の対象となる治療は?

対象になる治療 対象にならない治療
保険適用される治療 食費、居住費、差額ベッド代、先進医療にかかる費用など

リンパ浮腫の治療で高額になりやすい治療

以下のような治療は、高額になりやすいです。

リンパ管細静脈吻合術(LVA)

リンパ管細静脈吻合術(LVA)は高額な手術となり、高額療養費制度が適用されます。

自己負担の限度額は年収区分によって異なる

自己負担の限度額は、年収区分によって異なります。年収区分を参考にしてください。
また、最新の情報は厚生労働省のホームページ「高額療養費制度を利用される皆さまへ」をご覧ください

年収 ひと月の上限額(世帯ごと)
年収約1,160万円~ 252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770~約1,160万円 167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370~770万円 80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円 57,600円
住民税非課税者 35,400円

※2022年3月現在

申請の方法は?

加入している医療保険(健康保険組合、協会けんぽ(全国健康保険協会)、共済組合、国民健康保険など)の担当窓口に、「限度額適用認定証」の交付を申請をしてください。

いつごろ給付される?

診療時に限度額適用認定証を持参する場合は、自己負担限度額の支払いのみになります。
持参しない場合は、通常の保険自己負担分を支払い、後日申請し払い戻しをしてもらいます。
いずれも最終的な支払いは同額となります。

この記事の執筆医師

永尾 光一 先生

永尾 光一 先生

一般社団法人日本精索静脈瘤協会 理事長
医療法人社団マイクロ会 理事長
銀座リプロ外科 院長

昭和大学にて形成外科学を8年間専攻。形成外科診療科部長を経験する(基本領域専門医を取得)。得意分野はマイクロサージャリーをはじめとする生殖医学領域の形成外科的手術。細やかな手術手技と丁寧な診察で、様々な悩みを抱える患者さんから高い信頼と評価を得ている。

一覧ページに戻る

診療・手術一覧

この記事を見た人はこんな記事も見ています

近年、血管の水分が出入りするメカニズムに、グリコカリックスという薄い膜のような構造体が関わっていることがわかってきました。 「血管における水分の出入りは、アルブミンによる浸透圧で調整されている」といっ…

続きを読む

がんの治療後にリンパ浮腫を発症した部位に水疱を見つけ、「症状が悪化しているのではないか」と不安になっていませんか。 リンパ液の流れが悪くなったリンパ管がふくれ、皮膚の表面に水ぶくれのように出てきた状態…

続きを読む

腕や脚が片側だけむくみ、「リンパ浮腫を発症したのではないか」と不安を抱えていませんか。 飲みすぎやホルモンバランスの乱れによるむくみは、全身に症状が表れ、時間の経過とともに軽快することがほとんどです。…

続きを読む

「体重増加と同時に、体のむくみがひどくなっている」と感じていませんか。過去にがん治療を受けた方であれば、リンパ浮腫を発症している可能性があります。 脂肪がリンパ管を圧迫し、リンパ液の流れが滞るため、肥…

続きを読む
当院ではWebサイトから来院の予約ができます

ご予約・お問い合わせ