男性不妊の治療方法
男性不妊治療の治療方法にはさまざまな方法があります。生活習慣の改善や補助的療法は日々の生活に組み込むことができますが、対処療法や根本的治療には、医師の力が必要です。
ただし、対処療法では男性自身の生殖機能を改善しているわけではないため、二人目、三人目を考える際にも、再度治療が必要です。そのため、当院では根本的治療をおすすめしています。
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根本的治療※ |
対症療法 |
補助的療法 |
生活習慣の改善 |
生殖機能 |
改善 |
不変・低下 |
不変・軽度改善 |
不変・軽度改善 |
医学的根拠 |
高い |
高い |
低い |
低い |
方法 |
・精索静脈瘤手術 ・ナガオメソッド・精路再建手術・低コナドトロピン性性腺機能低下症治療 |
・人工授精 ・体外受精 ・顕微授精 ・精巣内精子採取術(TESE)→ 生殖機能は手術で低下 |
・サプリメント(CoQ10・ビタミン剤などの抗酸化薬、亜鉛など)・漢方薬
・ホルモン薬
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・禁煙 ・長風呂を避ける ・サウナを避ける ・トランクスをはく |
※ 男性不妊での有病率
精索静脈瘤40% > 精路閉塞2% > 低ゴナドトロピン性性腺機能低下症0.0001%
結論:一般的には、精索静脈瘤手術・ナガオメソッドは、生殖機能を改善させる唯一の方法。
精索静脈瘤手術・ナガオメソッドについて詳しくはこちら
解説
男性不妊の根本的な治療法には、精索静脈瘤手術(ナガオメゾッド)、精路再建術、低コナドトロピン性性腺機能低下症治療がありますが、有病率から考えると、一般的には精索静脈瘤手術(ナガオメゾッド)が生殖機能を改善させる唯一の方法と言えます。
人工授精、体外受精、顕微授精は、男性の生殖機能を改善させません。また精巣内精子採取術(TESE)は、手術操作によって生殖機能を低下させます。
補助的療法や生活習慣の改善は有効な場合がありますが、医学的根拠は高くありません。