COLUMN

男性不妊にはさまざまな原因があるため、精液所見の検査や、症状によってはMRI、ホルモン検査を行い、正確な原因を突き止めて治療を行う必要があります。
しかし、そこまではせずとも、簡易に男性不妊の特徴を見分けることができれば、検査に行くきっかけになる、というケースもあるかと思います。
ここでは、男性不妊の可能性が疑われる見た目や自覚症状についてご紹介します。

陰のう(いんのう)の見た目でわかること

陰のうを鏡などで見てみて、下記のような症状がある場合には精索静脈瘤である可能性が高いです。

  • 精巣サイズに左右差がある(左の精巣が小さい)
  • 陰嚢サイズに左右差がある(左陰嚢が腫れている)
  • 陰嚢が常に垂れている(左陰嚢が垂れている)
  • 陰嚢表面がデコボコしている
  • 陰嚢内にミミズが這っているように見える
  • 陰嚢内にうどんのようなものがある

精液の見た目で分かること

  • 精液量が少ない
  • 血液が混ざる
  • 透明な精液(白く濁っていない)

精液量が極端に少ない場合、逆行性射精などが疑われ、不妊の要因となります。
また血液が混ざる場合もさまざまな原因が考えられますが、精巣などの精子が通る部分に結石や腫瘍があることで精液が塞がれてしまい、不妊の原因になることもあります。
また精液が透明で白く濁っていない場合には、精液中の精子が少なく、不妊の原因になることがあります。

自覚症状で分かること

以下のような症状がある場合、精索静脈瘤であることが高いです。

  • 陰嚢が腫れている・デコボコしている
  • 陰嚢に熱を持っている
  • 陰嚢に痛みや違和感がある

男性不妊に繋がりやすい生活習慣

精巣は体温より2~3度低い状態で機能します。精巣を温めると、機能が低下します。
以下のことにご注意ください。

  • 喫煙
  • 長風呂
  • サウナ
  • ピッタリしたパンツ・下着

また、ストレスや体調不良、肥満なども、精液所見を悪化させます。
発毛薬のプロペシアの服用も、精液所見を悪化させますので、不妊治療中は服用しないでください。

男性不妊と関連のある病気

以下の病気も男性不妊の原因です。

  • 精索静脈瘤
  • 低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
    精巣に何らかの病気があり、テストステロンや精子の産出量が減ってしまう症状です
  • 両側精巣上体炎
    精巣の横にある精巣上体に細菌が入り込み、炎症を起こしてしまう病気です
  • 両側鼠径ヘルニア手術
    鼠径ヘルニアは脱腸とも言われます。手術の際、精管が一緒に縛られてしまっている場合があり、合併症として不妊の原因になります
  • おたふく風邪時の精巣炎
    大人になってからおたふく風邪になると、おたふく風邪のウイルスが精巣にも感染することで精巣炎となり、不妊の原因になります
  • 停留精巣
    「睾丸が降りてこない」と表現される症状で、睾丸が腹腔内外・そけい部などで滞留してしまっている状態です
  • 抗がん剤治療
    薬剤の種類にもよりますが、抗がん剤は性腺機能に影響を及ぼすため、不妊の原因になります
  • ED
    満足のいく性行為に十分な勃起を達成・維持できない場合、不妊の原因になります
  • 陰茎湾曲症(彎曲)
    勃起時に陰茎が湾曲してしまう症状で、性交障害を伴うため、不妊の原因になります
  • 射精障害
    膣内射精障害、早漏・遅漏、逆行性射精、射精反射がない、などさまざまな要因により、射精できない症状です
  • 糖尿病
    神経障害が起こり、先述の逆行性射精の原因となることがあります
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