COLUMN

当院は高い専門性と技術を必要とする、精索静脈瘤検診および日帰り顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術(ナガオメソッド)を行っているため、精液検査は行っておりません。

男性不妊にはさまざまな原因があるため、精液所見の検査や、症状によってはMRI、ホルモン検査を行い、正確な原因を突き止めて治療を行う必要があります。
しかし、そこまではせずとも、簡易に男性不妊の特徴を見分けることができれば、検査に行くきっかけになる、というケースもあるかと思います。
ここでは、男性不妊の可能性が疑われる見た目や自覚症状についてご紹介します。

銀座リプロ外科では、男性不妊症の40%の原因である精索静脈瘤の手術や難治性EDの治療を行っております。

男性不妊症の原因である精索静脈瘤は、見た目で分かることもあります。詳しくは男性不妊の特徴、見た目や自覚症状で分かる?をご覧ください。

陰のう(いんのう)の見た目でわかること

陰のうを鏡などで見てみて、下記のような症状がある場合には精索静脈瘤である可能性が高いです。

  • 精巣サイズに左右差がある(左の精巣が小さい)
  • 陰嚢サイズに左右差がある(左陰嚢が腫れている)
  • 陰嚢が常に垂れている(左陰嚢が垂れている)
  • 陰嚢表面がデコボコしている
  • 陰嚢内にミミズが這っているように見える
  • 陰嚢内にうどんのようなものがある

精液の見た目で分かること

  • 精液量が少ない
  • 血液が混ざる
  • 透明な精液(白く濁っていない)

精液量が極端に少ない場合、逆行性射精などが疑われ、不妊の要因となります。
また血液が混ざる場合もさまざまな原因が考えられますが、精巣などの精子が通る部分に結石や腫瘍があることで精液が塞がれてしまい、不妊の原因になることもあります。
また精液が透明で白く濁っていない場合には、精液中の精子が少なく、不妊の原因になることがあります。

精液の色が、赤やピンクの時は血が混じっている可能性はありますが、薄く透明になった精液を調べて問題があったことはありません。

自覚症状で分かること

以下のような症状がある場合、精索静脈瘤であることが高いです。

  • 陰嚢が腫れている・デコボコしている
  • 陰嚢に熱を持っている
  • 陰嚢に痛みや違和感がある

男性不妊に繋がりやすい生活習慣

精巣は体温より2~3度低い状態で機能します。精巣を温めると、機能が低下します。
以下のことにご注意ください。

  • 喫煙
  • 長風呂
  • サウナ
  • ピッタリしたパンツ・下着

また、ストレスや体調不良、肥満なども、精液所見を悪化させます。
発毛薬のプロペシアの服用も、精液所見を悪化させますので、不妊治療中は服用しないでください。

男性不妊と関連のある病気

以下の病気も男性不妊の原因です。

  • 精索静脈瘤
  • 低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
    精巣に何らかの病気があり、テストステロンや精子の産出量が減ってしまう症状です
  • 両側精巣上体炎
    精巣の横にある精巣上体に細菌が入り込み、炎症を起こしてしまう病気です
  • 両側鼠径ヘルニア手術
    鼠径ヘルニアは脱腸とも言われます。手術の際、精管が一緒に縛られてしまっている場合があり、合併症として不妊の原因になります
  • おたふく風邪時の精巣炎
    大人になってからおたふく風邪になると、おたふく風邪のウイルスが精巣にも感染することで精巣炎となり、不妊の原因になります
  • 停留精巣
    「睾丸が降りてこない」と表現される症状で、睾丸が腹腔内外・そけい部などで滞留してしまっている状態です
  • 抗がん剤治療
    薬剤の種類にもよりますが、抗がん剤は性腺機能に影響を及ぼすため、不妊の原因になります
  • ED
    満足のいく性行為に十分な勃起を達成・維持できない場合、不妊の原因になります
  • 陰茎湾曲症(彎曲)
    勃起時に陰茎が湾曲してしまう症状で、性交障害を伴うため、不妊の原因になります
  • 射精障害
    膣内射精障害、早漏・遅漏、逆行性射精、射精反射がない、などさまざまな要因により、射精できない症状です
  • 糖尿病
    神経障害が起こり、先述の逆行性射精の原因となることがあります

よくある質問

  • 男性のどこを見れば男性不妊かわかりますか?

    まずは男性の陰のうをチェックしてみましょう。男性不妊症の原因の4割を占める精索静脈瘤の場合、左右のバランスが違う等の「男性不妊の特徴、見た目や自覚症状で分かる?」こちらの症状が見られることがございます。多く当てはまる場合でも可能性として高いというだけで、詳しいことは検査が必要になりますのでぜひ一度当院にお越しくださいませ。

  • 男性不妊はなぜ起こるのですか?

    精子数の問題や射精障害など様々な原因がありますので「男性不妊症とは?その原因と不妊治療・対策」に記載のとおり、一度詳しく検査してみる必要があります。精液検査の結果や症状によっては別の方法での検診が必要でその結果次第で、治療法も変わってきます。日々の生活習慣の改善や補助的療法も行われますが医学的根拠は低く、根本的治療となると手術が必要です。

  • 男性不妊の場合、精液に特徴はありますか?

    一般的に男性不妊の方の場合、精液には「男性不妊の特徴、見た目や自覚症状で分かる?」に記載したような特徴がございます。ご自身の精液の特徴が当てはまり、男性不妊かもしれないと感じたら一度精液検査をしてみましょう。検査結果に基づいて適切な治療法をご紹介いたします。

  • 男性不妊になりやすい生活習慣はありますか?

    男性の精巣は、体温より2~3度低い状態で機能します。精巣を温めると機能が低下しますので、「男性不妊の特徴、見た目や自覚症状で分かる?」に記載のような生活習慣には注意しましょう。ストレスや体調不良、肥満なども、精液所見を悪化させる原因となります。また治療中に服用してはいけないお薬もございますので、併せてご注意ください。

  • 男性不妊の原因となる病気はありますか?

    男性不妊の原因の4割を占める精索静脈瘤だけでなく、他にも「男性不妊の特徴、見た目や自覚症状で分かる?」に記載のような様々な病気が男性不妊を引き起こす原因となります。特に精索静脈瘤は手術で治療ができて再発もほとんどないので、ご相談いただければと存じます。手術に関して詳しくは「日帰り顕微鏡下精索静脈瘤手術(ナガオメソッド)」をご覧ください。

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