40代からの不妊治療は遅い?妊娠率を高めたい男性向けの検査・治療法 | 男性不妊治療は銀座リプロ外科            
COLUMN

「40代を迎えて妊活を始めたけれど、自然妊娠できない」「不妊治療の進め方がわからない」と、焦りを感じていませんか。

WHO(世界保健機関)の調査によると、妊娠を望むカップルのうち、男性に不妊の原因があるケースは48%にも上ります。妊娠に至らない原因が女性側にあると決めつけず、男性も不妊治療を自分のことと理解して取り組む姿勢が大切です。

本記事では、40代男性の不妊治療の現状や種類について詳しく解説します。男性が受けるべき検査やパートナーの妊娠に向けて気をつけたいポイントも紹介するので、今後の妊活の参考にしてください。

 

 

男性不妊・精索静脈瘤にお困りのかたへ
男性不妊の40%精索静脈瘤が原因

男性不妊の40%にある精索静脈瘤は、精巣やその上の精索部(精管、血管、神経、リンパ管などを覆う膜)に静脈瘤(じょうみゃくりゅう・静脈の拡張)が認められる症状のことを指します。一般男性の15%に認められ、男性不妊症患者の40%がその疑いであるとされています。

男性が40代になると妊娠に影響がある?

男性が40代になると、パートナーの妊娠確率が下がる可能性があります。女性の卵子と同じように、男性も加齢により精子力が低下することがわかっています。

「同い年の夫婦」「男性が女性より5歳年上の夫婦」の条件で被験者を集め、妊娠率を比較した結果は以下のとおりです。

No 女性の年齢 男性の年齢 年齢差 妊娠率の傾向
27~34歳 ~34歳 同い年 高く安定
27~34歳 ~39歳 男性が5歳年上 ①とほぼ差なし
35~39歳 35~39歳 同い年 ①・②よりやや低下
35~39歳 40~44歳 男性が5歳年上 ③より10%以上減少

 
参考:男性が知っておくべき不妊のリアル|三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」

妊娠を望む際、年齢を気にしなければならないのは女性だけではありません。40代の方が妊娠に向けた行動を始めるなら、1日でも早いほうが良いでしょう。

40代の不妊治療の現状

女性の年齢に関していえば、日本で不妊治療を受ける方の43%が40代であり、年代別では最も高い割合となっています。

日本産科婦人科学会の調査によれば、不妊治療の件数は39歳でピークを迎え、42歳までほぼ同水準です。ライフスタイルの変化から結婚年齢が遅くなっている現状も影響して、40代の治療ニーズが非常に高いことがわかります。

参考:不妊治療の成績に関する国際比較について|厚生労働省

しかし、体外受精や顕微授精といった生殖補助医療による妊娠率は母体の年齢が上がるとともに下がり、42歳を境に流産する確率のほうが上回ります。

不妊治療に取り組んだ際、精子のDNAに損傷があったり、運動率が低下していたりすると思うような結果は出ません。妊娠に成功しても、途中で流産するリスクは通常より高いでしょう。

精索静脈瘤のように年を重ねるとともに進行する恐れのある病気も存在します。「男性は何歳になっても、射精できる限り容易に子どもが望める」という認識は、改めることが必要です。

 

不妊治療の4つのステップ

婦人科での不妊治療は、一般的に以下の4つのステップで行われます。

・タイミング法
・人工授精
・体外受精
・顕微授精

パートナーや医師と相談しながら、年齢や健康状態、精液所見に応じて開始されます。泌尿器科で診察と超音波検査を行い、精索静脈瘤が見つかれば精液の改善が期待できます。

精索静脈瘤が不妊の原因であった場合は、手術によって不妊治療のステップダウンが可能となったり、自然妊娠が望めたりすることも期待できます。

1.タイミング法

タイミング法は、排卵日に合わせて性交渉を行い、妊娠の確率を高める方法です。排卵日は、基礎体温の測定や排卵検査薬、超音波検査・経腟超音波検査などを用いて特定します。

身体的・経済的な負担が軽く自然妊娠に近いタイミング法は、不妊治療の第一歩として選ばれることの多い方法です。

ただし、タイミング法で妊娠が成立するには、精子の運動率や形態・量に問題がないことが前提です。精索静脈瘤や加齢による精液所見低下といった不妊要因がある場合、タイミング法だけでは妊娠が難しい可能性が高いでしょう。

男性の不妊症検査も並行して行い、泌尿器科で診察と超音波検査を行い、精索静脈瘤が見つかれば精液の改善が期待できます。

2.人工授精

人工授精は、排卵のタイミングに合わせて、洗浄・濃縮した精子を子宮内に注入する方法です。精子無力症や性交障害などがある場合に適しています。

人工授精の流れは、以下のとおりです。

1. 必要に応じて排卵誘発剤で卵胞の発育を促す
2. 卵胞の大きさを測定して排卵のタイミングを予測する
3. 採取した精液から運動性の高い精子を選別する
4. カテーテルを用いて排卵時の子宮内に精子を注入する
5. 黄体ホルモンを補充して子宮内膜の状態を整える
6. 約2週間後に妊娠しているか確認する

精子を子宮に送り込んだあとは、自然妊娠と同じように受精・着床へと進むので、女性の身体的負担も比較的軽いといえます。ただし、精子の形態や運動性が著しく低下していると、正常に受精が行われない点は認識しておく必要があります。

3.体外受精

体外受精は、女性から採取した卵子と男性の精子を体外で受精させ、培養して子宮に戻す方法です。人工授精を4~6回試しても妊娠が叶わなかったケースや、精液所見が低下しており自然な受精が期待できないときに選択されます。

体外受精は、以下の流れで行われます。

1. 排卵誘発剤を使用して複数の卵子を育てる
2. 成熟した卵子を採取する同日に男性は採精する
3. 採取した卵子と精子を体外(シャーレ内)で受精させる
4. 受精卵を数日間培養して胚盤胞まで育てる
5. 育った胚を子宮に移植する
6. 妊娠の有無を約2週間後に確認する

妊娠確率を高められる一方、スケジュールに合わせて仕事を休まなくてはならないといった不妊治療の負担を感じることもあるでしょう。

4.顕微授精

顕微授精は以下の流れで1個の精子を直接卵子に注入する方法で、高度な生殖補助医療の1つです。

1. 女性に排卵誘発剤を使用して複数の卵胞を育てる
2. 卵胞から卵子を採取する
3. 採取した精液を洗浄・濃縮して運動性の高い精子を選別する
4. 選別した精子を顕微鏡下で直接卵子に注入する
5. 受精卵を数日間かけて胚盤胞まで育てて移植する
6. 子宮内膜の状態を整えるために黄体ホルモンを補充する
7. 約2週間後に妊娠判定を実施する

精子が1つあればチャレンジできる顕微授精は、重度の乏精子症や、無精子症で精巣内精子採取術を受けた場合にも選択されます。

一方、工程が多いため高額な費用がかかることや、女性の身体的負担が大きいというデメリットもあります。

 

40代男性の不妊治療が難航する理由

40代男性の不妊治療がほかの年齢層より難航する原因は、以下のとおりです。

・男性ホルモンの分泌量が減る
・精子の老化が始まる
・精巣機能の低下が進んでいる可能性がある

女性だけでなく、男性の加齢も妊娠確率に大きく影響します。40代を迎えた男性が妊活を始める際は、女性と同じタイミングで検査を受けることを推奨します。

男性ホルモンの分泌量が減る

加齢により男性ホルモンの分泌量が減ることは、40代男性の不妊治療が難航する理由の1つです。男性ホルモンとは男性の体や機能に影響を与える性ホルモンの総称です。妊娠に重要な男性ホルモンとして精巣で分泌されるテストステロンが挙げられます。

・男性らしい筋肉質な肉体やがっしりとした骨格を作る
・性欲や性行動に必要な作用を起こす
・やる気や気力をアップさせる
・精神状態を安定させる
・内臓脂肪を少なくする
・血管を健康に保つ
・精子の産生に関わる

男性の体内で上記の働きを持つテストステロンは、20~30代で産生のピークを迎え、加齢とともに緩やかに減少していきます。過剰なストレスもテストステロンが減少する要因です。

テストステロンが減少すると、性欲・性的興奮の低下やED(勃起不全)、朝勃ちの減少などの性行動にまつわる変化が見られます。生活リズムを整えたり、筋トレをしたりして男性ホルモンの分泌を促しましょう。

精子の老化が始まる

男性が40代になると精子の老化が始まり、受精能力が低下する可能性があることも、不妊治療が難航する理由です。

加齢によって、精液所見は以下のように低下していくといわれています。

年齢 総運動精子数(個) 精液量(ml) 運動率(%)
21~30歳 1.8億 3.1 65
31~35歳 1.5億 3.0 62
36~39歳 1.4億 3.0 61
40~44歳 1.0億 2.5 55
45~49歳 0.8億 2.5 50

参考:どれくらい精子は低下する?|福岡 泌尿器・リプロクリニック
 

いずれの項目も40代になると、顕著に低下していくことがわかります。女性と同様に、男性も40代後半からは簡単には妊娠が望めなくなるでしょう。

精子の老化は、自然妊娠だけでなく不妊治療の成功率も下げる恐れがあります。40代の方は妊活を考えたタイミングで精液検査を受け、精子の状態を確認することが大切です。

精巣機能の低下が進んでいる可能性がある

40代不妊治療が難航する原因として、精巣機能の低下が進んでいる可能性があることも挙げられます。精巣機能が低下するとDNAが損傷した精子が造られたり、男性ホルモンの働きが悪くなったりします。

パートナーが不妊治療を頑張っても、男性の精液所見が悪いと妊娠が難しくなるでしょう。

2015年度に厚生労働省によって行われた男性不妊に対する全国調査では、不妊の原因として造精機能障害が82.4%を占めていました。造精機能障害の内訳は、以下のとおりです。

原因 割合(%)
突発性 42.1
精索静脈瘤 30.2
染色体・遺伝子異常 4.4
薬剤性 1.8
停留精巣 1.6
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症 1.0
その他 1.6

参考:我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究|日本泌尿器科学会
 

理由がわかっている造精機能障害のうち、最も多い原因は精巣から心臓に戻るはずの血液がうっ滞し、精巣機能を低下させる精索静脈瘤です。一般男性の15%、男性不妊の40%の人に見られ、決して珍しくはありません。

精索静脈瘤があると、精子のDNAが損傷されたり、精液所見が悪化し乏精子症や精子無力症と診断されたりするでしょう。

 
精子の酸化ストレス
 

精索静脈瘤は初期症状が自覚しにくい病気ですが、放っておくと進行するため、加齢とともに病状が悪化している可能性があります。自然治癒することはなく、手術による治療が必要です。

精子が少なくなる原因を詳しく確認する

 

40代男性が不妊治療を始める際に行うべき検査

40代男性がまず始めるべき不妊治療とは
 

不妊治療を始める際、40代男性が行うべき検査は、以下のとおりです。

・精液検査
・精索静脈瘤の検査
・必要に応じてブライダルチェック

必要な検査を受けることで不妊の原因が特定され、適切に対処できます。原因によっては、根本的な治療が望め、不妊治療に進まなくても自然妊娠が叶えられる可能性もあります。

精液検査

不妊治療で初めに行われることの多い検査は、精液検査です。40代の方が不妊治療を始めるにあたり、現在の精子の状況を確認することは、治療方針を考えるうえで欠かせません。

検査の際は、3日程度の禁欲後に精液を採取します。正確な検査ができるよう、採取したら1時間以内に医療機関へ提出してください。

自宅で精子を容器に採取して医療機関に運ぶこともできますが、取り扱いが難しいのでクリニック内での採精がおすすめです。

WHOの基準値と比較し、精液の状態が自然妊娠に問題がないかを確認してもらいましょう。

項目 基準値
精液量 1.4ml
総精子数 3900万
精子濃度 1600万/ml
精子総運動率 42%以上
正常精子形態率 正常な精子が4%以上
前進運動率 30%
生存率 54%

 

基準値よりも低い場合、精子を造る機能や通り道に障害が生じていることが考えられます。

必要に応じて、超音波検査や血液検査(ホルモン検査)を行い、精液所見が悪くなっている原因を探ります。

精液検査に痛みや、身体的負担はありません。痛みをともなう女性の不妊検査と比べると比較的簡単にすむので、不安を感じず、気持ちを楽にしてトライしてみましょう。

精索静脈瘤の検査

泌尿器科で行われる以下のような精索静脈瘤のチェックも、40代の方が不妊治療の前に受けたい検査です。

・視診
・触診
・超音波検査

視診や触診では、見た目でわかる陰のうの変化や、精巣のサイズを確認します。確定診断には、超音波検査で血液の逆流や血管の太さの確認が必要です。

精索静脈瘤は重症度に応じて以下のように分類されます。

重症度 症状
グレード1 患者を立たせて腹圧をかけたときに触って確認できる
グレード2 立った状態で触って確認できる
グレード3 精索静脈瘤が肉眼で確認できる

 

グレード2以上の場合は、手術による治療が効果的で、精液所見の改善も期待できます。

精索静脈瘤を放置すると、精巣のダメージが進行して男性不妊の原因となります。不妊治療を受けても、精子のDNAが損傷されていると良い結果が出ないでしょう。

男性ホルモンの分泌低下が進むと、男性更年期障害(LOH症候群)の原因となるとの報告もあるため、年齢を重ねた男性が注意したい病気です。

精索静脈瘤は自覚症状が乏しく、自身では気づきにくいことが特徴です。まずは精索静脈瘤がないかを確認し、見つかった場合は治療してから不妊治療をスタートさせましょう。

精索静脈瘤の症状や検査方法を詳しく確認する

必要に応じてブライダルチェック

40代の方は、男性も妊活の際にブライダルチェックを受けることをおすすめします。ブライダルチェックとは、不妊症や性感染症がないかを確認できる検査です。性感染症の既往や喫煙習慣の経験がある方は、前向きに活用を検討しましょう。

男性が受けるブライダルチェックでは、以下の内容を調べます。

項目 検査内容
不妊症のチェック ・精液検査
・DFI(精子DNA断片化指数)検査
・ORP(精液中酸化還元電位)検査
性感染症のチェック ・淋菌・クラミジア
・トリコモナス
・ウレアプラズマ・マイコプラズマ
・梅毒
・B型・C型肝炎
・HIV
・HTLV-1
・性器カンジダ症
・HPV(ヒトパピローマウイルス)

 

DFI検査では、DNAにダメージがあったり成熟できていなかったりする精子の割合を調べます。割合が高いと、受精率や妊娠成功率が下がるだけでなく、流産のリスクも高まるという報告があります。

酸化ストレスの高さを調べる検査が、ORP検査です。精液中の酸化ストレスが高いと、精子のDNAや細胞の損傷の原因になります。ORP検査は、精子が育つ環境の良し悪しを判断するために行われます。

性感染症の検査も、パートナーや胎児の健康を守るうえで必要です。性感染症は性別に関わらず、不妊症のリスクを高めます。無事に妊娠できた場合でも、胎児に感染すると死産や早産に繋がる恐れがあります。

パートナーや将来できる赤ちゃんの健康を考えて、男性もブライダルチェックを受けましょう。

 

パートナーの妊娠を望む40代が気をつけたいこと

パートナーの妊娠を望む40代の方が気をつけたいことは、以下のとおりです。

・生活習慣を整える
・精巣に悪影響となる行動を避ける
・不妊の原因が見つかった場合は治療する

40代になるとほかの年代よりも妊娠する確率が低下する傾向にあります。少しでも妊娠確率を上げられるよう、日々の生活や心身の健康に意識してできることを実践することが大切です。

生活習慣を整える

男性不妊ストレス要因
 

妊娠確率を高めるために40代の方が心がけたいことの1つが、生活習慣の見直しです。生活習慣の乱れはホルモンバランスを崩すきっかけになり、精巣機能の悪化や性機能障害のリスクを高める可能性があります。

高血圧症や高脂血症といった生活習慣病を患っている男性は、健康な方より不妊症の割合が高いこともわかっています。

以下の生活習慣を心がけて心身ともに健康となることは、妊活の一助となるでしょう。

・禁煙する
・ビールなら中瓶1本程度になるよう酒は適量にする
・適度に体を動かす
・コエンザイムQ10や亜鉛などを積極的に摂取する
・食事を抜かない
・十分な睡眠をとる
・バランスの取れた食事を意識する
・ストレスを溜めない

生活習慣の見直しにより、乏精子症・精子無力症の改善や総運動精子数の増加が見込まれる実験結果も報告されています。パートナーと協力しながら少しずつ生活習慣を改め、妊活に対する意識を高めていきましょう。

精巣に悪影響となる行動を避ける

パートナーの妊娠を望む40代男性は、以下のような精巣に悪影響となる行動を避けてください。

意識したい行動
股間周辺を温めない ・ブリーフよりもトランクスのようなゆったりした下着を選ぶ
・長風呂やサウナを避ける
・電気毛布を使用しない
・膝の上にパソコンを置いて作業しない
・デスクワークでも1時間に1回は立ち上がる
股間を圧迫・摩擦しない 自転車やバイクに長時間乗らない
飲み薬に注意する AGA治療薬を中断する
禁欲しない 精液を溜めすぎないよう禁欲期間は3日程度にする

 

AGA治療薬として知られるプロペシアやザガーロは、男性ホルモンに働きかけるため、精子数・濃度を減少させる可能性があります。妊活中はAGA薬の内服は控えたほうが良いでしょう。

不妊の原因が見つかった場合は治療する

不妊の原因が判明した場合、できる限り早く治療を受けてください。健康な方でも、40代の精液所見は20~30代よりも悪い傾向があり、精索静脈瘤のような病気を放置すると妊娠率をさらに下げてしまいかねません。

当院では、精索静脈瘤に対して日帰り顕微鏡下精索静脈瘤手術・ナガオメソッドによる治療を行なっています。顕微鏡を使って大切な動脈・リンパ管・神経を選り分け、温存するので、合併症のリスクを下げられる点が特徴です。

逆流している静脈を1本1本縛って切り離す本手法は、熟練した医師のみが行える手術です。

日帰り顕微鏡下精索静脈瘤手術・ナガオメソッドは、内精逆流静脈だけでなく、一般的な手術では難しい外陰部逆流静脈も処置することから、再発率が低い(0.1%)というメリットがあります。麻酔は局所麻酔ですが、小学6年生でも通常の採血ができる方であれば痛みは最初の麻酔だけで、問題ありません。

術者は、もともと顕微鏡手術のスペシャリストが担当し、合併症の発症も低く、一度の手術で効果が持続するので、2人目・3人目のお子さんを望んだときに新たな治療は必要ありません。

日帰り顕微鏡下精索静脈瘤手術・ナガオメソッドの方法・治療効果を詳しく確認する

2人目不妊の78%が精索静脈瘤が関与しているといわれています。長期的な視点で見ると、不妊治療の前に根本的に男性不妊を治療しておくことをおすすめします。

 

40代からの不妊治療は当院へご相談を

40代から不妊治療に取り組もうと考えている方は、ぜひ当院へご相談ください。

当院は、精索静脈瘤をはじめとした男性不妊の治療を専門としたクリニックです。日帰り顕微鏡下精索静脈瘤手術・ナガオメソッドは2週間ほど待てば施術が受けられ、手術日まで長く待機する必要がありません。「できるだけ早く治療を受け、妊活を進めたい」という40代の男性にも適しています。

年齢を重ねるごとに妊娠率は下がることが知られており、一日でも早く妊活への一歩を踏み出す意識が大切です。

「40代だけれど妊娠率を高めたい」とお考えの方は、ぜひ一度当院の初診をご予約ください。

この記事の執筆医師

永尾 光一 先生

永尾 光一 先生

東邦大学 医学部教授(泌尿器科学講座)
東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター
東邦大学医療センター大森病院 尿路再建(泌尿器科・形成外科)センター長

昭和大学にて形成外科学を8年間専攻。その後、東邦大学で泌尿器科学を専攻し、形成外科・泌尿器科両方の診療科部長を経験する(2つの基本領域専門医を取得)。得意分野はマイクロサージャリーをはじめとする生殖医学領域の形成外科的手術。泌尿器科医の枠を超えた細やかな手術手技と丁寧な診察で、様々な悩みを抱える患者さんから高い信頼と評価を得ている。

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